疑問② 九大は不便なのか。
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こんにちは ふらっとです
今回は、実際に九大は不便なのかについて書いていきます。
まず、
伊都が不便なのかどうかについて、
一言でYESとは言えません。
視点によって違うからです。
様々な視点から伊都を考察していきたいと思います。
九大以外の方々にとって
これははっきり言いましょう。
不便です。
例えば、大阪から九大へ向かう場合
新幹線で博多駅を降ります。
福岡市営地下鉄に乗り換え、そのまま直通筑肥線の九大学研都市駅で降ります。
九大学研都市駅から昭和バスへ乗換え、
20分ほどで九大伊都キャンパスへ辿り着きます。
博多駅からここまでおよそ70分。
仮に、博多駅から九大直通の西鉄バスを使うと40分くらいでつきますが、
それでもかなり長く感じます。
また不便さは交通だけではないです。
九大学研都市駅周辺には、宿泊施設が壊滅的にありません。
ホテルは二件しかないのです。あとは民宿です。
どうなるかわかりますか?
もし、九大で学会が行われた場合、全国から研究者がやってきます。
何日も行うこともあるでしょう。
わざわざ博多に宿泊しなければならないのです。
九大サイドにも問題があります。
移転したばかりで、
研究者らも正直まだドタバタ状態で、企業誘致に注力する余裕がありません。
福岡市にももちろんあります。
これは福岡市の基本計画です。
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/39879/1/4_ku.pdf?20161130141141
九州大学に頼りっきりで、
大学さえあれば街の発展は何とかしてくれるだろう
という気まんまんですね。
九州大学を伊都に呼んでおきながら、街のバックアップは全然進んでいません。
学術研究都市にするためには、
産学連携をするための企業がいくつも存在しないと成り立ちませんが、
誘致に成功していないのです。
これでは街は発展しません。
しかし
人口は、爆発的に増えてはいます。
これはファミリー層が増えたからです。
街の発展に人口増加は欠かせませんが、
さらに便利な街へ発展させるには、企業がこないといけません。
はたらく場所が無いと、日中街で過ごす人間がいませんからね。
昼に主婦層しかいない街は、街が出来てすぐは発展します。
しかし、10年単位で時が過ぎると、子供の数が少しずつ減っていき
街の大きな商業施設は衰退します。
オフィスビルや研究重視の企業の施設などをつくれば
常に若い働き盛りの人間がいるので
街の代謝が機能します。
宿泊施設が出来るのは、その後でしょう。
九大生(一人暮らし)にとって
実はそれほど不便ではありません。
まず、
キャンパスは広いですが、授業を受けるのはほぼ同じゾーンです。
キャンパス内で大きな移動をすることは稀です。
普段のキャンパスでの生活でも不便に思うことはあまりありません。
ゆうちょ銀行ATMが遠い くらいなもんです。
でも福岡銀行、西日本シティ銀行がありますし、
各銀行ATM共に手数料無料でさまざまな銀行の預金も下せますから
あまり不便はありません。
次に通学ですが、これも不便かと言われると微妙です。
東京や大阪の学生のほうが大変に思います。
大体、学生は原付かバス、クロスバイクを利用する人が大半ですので、
通学時間は10~20分です。一般的だと思います。
中にはママチャリで頑張っている方もいますが、
筋トレに勢を出しているのでそれはそれでいいのかと。
また皆だいたい住んでいる地域が近いので、
会いやすく、宅飲みも開催しやすいです。
宅飲みでなくとも、頻繁に友人らで集まります。
試験や就活、その他もろもろをすぐ情報交換できるので
利点は多いかと思います。
1人暮らしの学生にとっては、
不便さは無いと言っていいでしょう。
あ、ちなみに九大近辺の治安は良好です。
収支は と言いますと、
一般的には4~5万程の家賃のアパートに住み
光熱費に1万、食費に1~2万(勿論自炊ですよ)、その他ご自由に
という感じです。
月8万あれば生活は出来ます。年96万ですね。
学生寮は家賃が安いので、家賃光熱費込みで3万程度に抑えることも出来ます。
(一番安いのは九大なら5000円のところがあったはず…探して!)
すると年60~72万です。
給付や貸付の奨学金をとると思いますから
年24~84万くらいはあるでしょう。
すこしバイトでもすれば
資金面の心配はそれほどありません。
九大生(実家ぐらし)
不便です。
通うのに40分以上かかっている人が大半ですから。
しかもバスは、学生ばかりで混雑しています。
家事をしなくていいというメリットがあるので
そことの兼ね合いだと思います。
あと、単純に安いですし。
福岡市でいえば、赤坂以西福岡市営地下鉄沿いに住んでいる方は、
実家通いで十分だと思います。
それ以外であれば、お金を払ってでも(バイトをしてでも)
一人暮らしをするのをお勧めします。
もし学生の一人暮らしは難しいと思われる世帯年収の方でしたら、
給付型の奨学金を狙えると思いますので、是非探してみて下さい。
さてでは、ちょっと書きましたが大学での生活について書いてみます。
九大では主に1年生、2年生以降で通う場所が変わってきます。
1年生は、伊都キャンパスセンターゾーン。
二年生以降は、
学部によって様々なキャンパスに分散します。
文系は、伊都キャンパス文系ゾーン
理学部は伊都キャンパスウエスト1・2号館
工学部は伊都キャンパスウエスト3・4号館
芸工学部は、大橋キャンパス
医・薬学部は、馬出キャンパス
上記の一部学科、研究室は、筑紫キャンパスや他県の付属施設に移ります。
でも棟のなかで授業は完結するので、余程いろんな授業を取らない限り、
別の学部棟に移動することはまずありません。
だから九大ですごしている限り、授業に関しては不便に思うことはまずありません。
一般的な大学生と同じです。
個人的に不便な点は以下の点です。
・ゆうちょ銀行が工学部の最上部にしかない。
・食堂が20時ごろには締まってしまうし、夜空いている店が少ない。
・図書館の開館時間が21時(試験期間は22時)と早い。
・土日はすべてが足りない。
・部活が出来る施設がだいたい僻地。
逆に便利な点をあげると
・AIバスが巡回しているため、キャンパス内の移動は困らない。
・キャンパスが屋根で続いているため、雨に濡れずにどこへでも行ける。
・別の学部の教授に会いに行きやすい。
・別の学部の友達に会いに行きやすい。
・友達の住んでいる場所がおおむね駅周辺なので、集まりやすい。
・図書館が使いやすい。特に中央図書館。
・なんだかんだ天神博多直通バスも存在する。
・毎年本当に少しずつだが、バスの本数も改善され利便性は向上している
・糸島という観光スポットにほど近い(車orバイクは必須)
以上でしょうかね…不便かどうかは人それぞれです。
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