日本一広いキャンパス??? 九大伊都キャンパス
こんにちは、ふらっとです。では第二弾です。
今回取り上げるのは、ずばり九大の広さについてです。
たびたび取り上げられるデカすぎキャンパスの実態に迫ろうと思います。
まずは地図を見てみましょう。
え...広すぎん...?
広すぎて見切れてるし…
左上の方に野球場が見える...小っさ...
前回の記事に書きましたが、
あれだけ広く見える九大中央図書館が、
全体地図上だとどこか分からなくなるほどのサイズに見えます。
実際の広さは、というと...こちら
247haで単一キャンパス敷地面積
(271ha が2018年でのデータです。)
見事、ぶっちぎりの日本1位を獲得。なんて事だ...
というか北大1位じゃなかったの?と思うのが当然の反応かと思われますが、
北海道大学は、大学が持つ敷地面積が日本一であり、約66000ha。
日本の国土の約570分の1の面積に匹敵します。圧倒的ですね。
そんな北海道大学の中でも一番大きいキャンパスである
札幌キャンパスは95ha
という全国7位の広さを誇っています。
しかし、
九州大学伊都キャンパスはその約3倍の271ha...
第二位の金沢大学を50haも上回る圧倒的な広さを誇っています。
ちなみに九大が持つ敷地面積は日本3位の約7600haです。
二位は東大の約35000haですね。明らかに北大・東大との差があります。
敷地面積についてこの差の理由をあげると
まず北海道大学は、広大な北海道という地に広大な演習林の土地を持っています。
この演習林の広さが大きく影響しているのです。
また二位の東京大学は、さすが日本一の大学と言いましょうか。
全国各地に土地を持っています。
北は北海道から南は沖縄まで幅広い範囲に付属の研究施設を持っています。
勿論、日本で最初に造られた大学ですので、相当な土地がそもそも用意されていたことも理由の一つです。
九州大学も宮崎や大分に演習林があり、九州各地に土地があるので、
日本3位という敷地面積なのです。
さてでは伊都キャンパスに話を戻しましょう。
こんなに広い不便な伊都キャンパスですが、
学生はどのように移動しているのかというと
主にバス、バイク、原付、自転車、車(本当に極一部)
大きく分けて5つの手段で移動しています。
学生の現状についてはまたいつか詳しく書きます。
バイク乗りが他大に比べ非常に多い気がしますね。
ふらっとは原付を使用しています。
キャンパスの周辺を歩こうと思えば、
軽く2時間以上はかかってしまうでしょう。
伊都キャンパスは
なぜこんなに広くなってしまったのでしょうか。
九州大学は昔、福岡の各地にキャンパスが分散していました。
現在、伊都キャンパス、筑紫キャンパス、馬出キャンパス、大橋キャンパスに分かれていますが、かつてはさらに箱崎キャンパス、六本松キャンパスがありました。
これら分散した学部を全て集めた新しいキャンパスを造ろうとしたのが発端です。
色々な経緯はあるのですが、これも長くなるのでまたいつか詳しく書くとしましょう。
最終的には、かつて邪馬台国が栄えていた時代に存在した
「イトの国(漢字は諸説あるためカタカナ表記をしています)」
のあった土地がそのまま残っていたため、その土地を買い取り、
福岡市の意地と、糸島地区・福岡市西区らの都市発展の起爆剤となることを見込んで移転されました。
そもそも昔、国があった場所ですから、デカいワケです。
そりゃそうじゃ。
古墳もウジャウジャあるので、工事は非常に遅延し20年近くかかりました。
そんな伊都キャンパスには、
強みでもある広大な土地を使った多くの施設が存在します。
まずなんといっても大きな図書館。
理系と中央(文系)図書館に分かれていますが、
大阪以西で最大の蔵書数を誇っています。
そして付属の農場!
ほぼ農場に使われていると言っても過言ではありません。
田んぼや畑、などどんどん開拓されています。
そして大目玉、生物多様性ゾーン
九州大学は、野生動物との共生を目指し、
キャンパスの中心部の川と森をそのまま残しています。
イノシシやタヌキ、ホタルやクワガタ、ヘビにいたるまで多くの生物が生息しています。
九大は400万点にもおよぶ、博物館を含む日本最大の昆虫標本数で昆虫学が有名ですが、例年新種の虫がたくさん発見されるそうです。
まさに未開の土地。
そしてなんと言っても綺麗で大きなキャンパス!
これは最も新しい農学部棟ですが、実に美しい姿をしています。
すべての学部棟間で屋根続きですから、雨に濡れずに移動が出来る点もいいですね。
工学部はこんな感じです。
私は結構、この雰囲気好きです。
九大の広さには、魅力が詰まっていますね。
ちなみにこんな画像も入手しました。
やっぱ、デカすぎ。
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